カテゴリ:読み物( 2 )
たまには文学でも
庖丁ざむらい―十時半睡事件帖 (講談社文庫)

14年ほど前にNHKの金曜時代劇になっていた白石一郎の時代小説。
江戸時代の福岡藩の下級~中級の武士達、いわば江戸時代のリーマンとでも言うべき人々の人間模様をえがく連作の短編。

60過ぎのじっさまが藩内に起こるさまざまな出来事を年の功で捌いていく話。(要約しすぎ)
一話一話短いながらうまく構成された、いかにも時代作家の書く短編といった感じの安心できる小説であり、ラノベ的に読めるので時代劇読んだこと無い人でも面白く読める。かも。
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by cannonb | 2008-01-28 19:46 | 読み物
ヨコハマ買い出し紀行:最終巻
本日の一冊。まじおすすめ。

ヨコハマ買い出し紀行(14)

まずは中身とは関係のない話から。
1994年のアフタヌーン四季賞(春)受賞作品で、そのまま連載開始となって06年4月号までアフタヌーンに連載された、芦名野ひとし氏のデビュー作。
氏は12年間、一度も連載を休んだことが無いという話です。
どこぞの冨樫とか平野耕太とかに爪の垢煎じて飲ませてやりたいくらいですね。

この作品を最初に見たのはだいぶ昔、たぶん中学くらいの時に本屋でなんとなくアフタヌーンを手にとって・・・
って今思うと、まずなんでアフタヌーンだったんだろうw
逆に言えば、ジャンプとかの少年誌も読んでた記憶はないし、その頃から自分は変な奴だったんですね。10年前なんていうと少年誌のつまらん時期だったとかもいわれますが・・

まあとにかく、世にはこんな漫画があるのかと思うような作品が青年誌にはあったわけです。
かといってその時に単行本を買ったりとかはしてなかったのですが、数年前に書店で平積みになって並んでて、おもわず買ってしまったものです。


おすすめすると言っておきながらなんですが、内容についての話はあまりしない方がよいかもしれないとか思います(ぉぃ)
20世紀までの文明がゆっくりと終わっていき、廃墟になっていこうとする中で、のんびり生きていく人々と歳をとらない存在であるアルファさんとのまったりした世界を描く作品、とでも・・・
何かを主張するわけでもない、それでも何か失ってきた原風景のようなものを感じさせる。このなんともいえない寂寥感の合わさったような快感が、読後に染み入ってくること請け合いです。


読んだことが無い人はまず・・・ブックオフにでもいけばだいたいあるかとは思うので(笑)てきとーに1冊えらんで読んでみるとよいでしょう。話の流れなんてあってないようなもんなので何巻を読んでも似たよーなもんです。興味が湧いたら通しで読んでみるものいいでしょう。
ある人は、うちに来て1冊開いて『10ページでこの作品に惚れた』という名言を残しましたw

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by cannonb | 2006-05-29 14:34 | 読み物